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2009年7月の記事

2009.07.13

7月の大文字山トレッキング

Daimonji1

週一回顔を出している里山学の実習で、大文字山に登ってきた。
大学教授がガイドという贅沢なエコトレッキングツアー、しかも無料!  やめられませんな。

あれはシイ、あれはコナラ、あれはイヌマキ、このキノコはフランス料理で使われる高いキノコなんだぞ、このキノコは食べたら入院だ、などと賑やかに山登り。

大文字山は五山の送り火の「大」の字をつくる山で、銀閣寺のちょっと先にある。

Daimonji2

この山の斜面には大の字状にカマドが並べてあって、五山の送り火の際はこのカマドでアカマツを焚いて文字をつくる。ところがその大文字山のアカマツが、山の放置による富養化と外来線虫によるマツ枯れのダブル効果で、山から激減している。そのため近年ではわざわざよそからアカマツを取り寄せたこともあった。が、やはり自前のアカマツを使いたいということで、山が再度アカマツの適地になるように、NPOなどが森に入り盛んに木(コナラなど)を切っている。その切った木でとりえあずは焚いたらええやんとも思うのだが、アカマツでないとだめらしい。まあこれも伝統の良さというものだろう。

いずれにせよ、昔は京都の山といえばアカマツかハゲ山だったそうだ。多数の人口を抱えてきたので、人々がこぞって山に入って薪に柴にと木や落ち葉を持ってってしまうので、貧土が好きなアカマツくらいしか育たなかったというのが真相らしい。そのアカマツが京都の山から消えかけているというのは、京都のアイデンティティ面からは見逃せない問題だと思う。

Daimonji3_2

上の写真は山の中腹(ちょうど「大」の字の筆が交差する点)からの絶景。東から西を見ている。手前の緑が吉田神社のある吉田山、その奥が京都御所。その間のやや北側にある緑は下鴨神社の糺の森。

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