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2009.03.01

いろいろなヤシ

Yashi今回の旅の目的の一つはタイの自然を肌で感じることなので、活発に動き回っている。スラタニからクラビへ、そしてピピ島、プーケット、ナコンシータマラート、サムイ島、そしてまたプーケット・・・レンタカーを借りて、これまで約二週間で計1500kmくらい走ったんじゃないだろうか。

そのように各地を転々としながら、今更ながらヤシにもいろんな種類があるということに気がついた。

ヤシの木といってまず思いつくのは、ココヤシ(左の写真)だろう。南の島の写真や絵ハガキには必ず登場する、ひょろひょろのびた長い幹の上の方に打ち上げ花火のように同心円状に葉が広がっているあれだ。このヤシの実がココナツ(Coconuts)で、中のジュースを飲んだり、料理に使ったりする。ココヤシはタイ南部ではどこへ行っても見ることが出来て、実もよく落ちている。芽を出した実もよく見る。たまに海岸沿いに流れ着いてたりする。

Aburaハイウェイを走っていてもう一つよく見るのは、再び花火に例えると、ドラゴン花火のように下から上へ向かって広がりながら葉が伸びているヤシだ。これはアブラヤシ(右写真の右側)と呼ばれる種類で、実からパーム油が取れる。アブラヤシの実はココナツとは全く違って、どんぐりのような小さい実が一房に何百とついているらしい。ハイウェイ沿いにはいくつものアブラヤシ畑があって、ちょうど収穫時期なのか、この二週間でも赤褐色の実をたっぷりと荷台に積んでのろのろ走るトラックや、おそらく荷台から落ちたと思われる赤褐色の実が道路に転がっているのを何度も見た。

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Aburaヤシの形状はこの「打ち上げ花火型」と「ドラゴン花火型」を二つの基本型として、幹(茎?)が太かったり細かったり、赤かったり、気をつけて見ていると何十種類ものバリエーションがある。Wikipediaによると 230属3500種もあるんだとか。そういえばブラジルに住んでいた時によく食べたパルミット(Palmito)もヤシ(おそらくアサイー種かココヤシ種)の芽だ。酢漬けにしたパルミットは色も見た目もちょっと太いアスパラガスのような感じで、とても美味しい。ヤシのことを英語でPalmというので、なんだ、同じ語源じゃないか。台湾で有名なビンロウもヤシの一種だ。暖かい地域ではとってもポピュラーだ。



Y1Y2_2Y3_2タイ南部の植生を考えるうえでまずヤシに目がいったのは、ケッペンの気候区分が頭にあったからだ。ケッペンの気候区分では熱帯(A群)と温帯(C群)の境目を、最も寒い月の月間平均気温が18℃を超えているかどうか、においている。そしてこの最寒月18℃というのが、ヤシの生育の限界条件なのだそうだ。タイ南部はヤシだらけなので、間違いなく熱帯だ。

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