一年で最も影が短い瞬間
影に注目して写真を見て欲しい。
※撮影場所: タイ王国 パンガー県カオラック (北緯8.63度、東経98.2度)
ル・メリディアン・カオラック
撮影日時: 2008年4月11日 12時28分
見ての通り、影が異常に短い。それもそのはず、これらは太陽がちょうど真上を通過したときに撮影した写真だからだ。比喩的表現じゃなくて、太陽が文字通り真上を、南中高度が90度のときの写真である。
日本の本土では、太陽が真上に来ることは物理的にありえない。例えば東京では、一番高度が高い夏至の昼時でも78度だ。だがプーケットがそうであるように、北回帰線と南回帰線の間に位置する土地では、年に2回、太陽が真上を通過していく。
そして太陽が真上を通過する瞬間というのは、一年のうちでも最も影が短くなる瞬間でもある。太陽は当然ながら一日の中でも東から西へどんどん動くので、ちょうど真上にあるのはお昼時のほんの一瞬だ。それを待ちかまえて撮影したのが上の写真である。
実は、私が住むプーケットでは、4月10日の12時28分がその瞬間だった。だがあいにくの天気だったので写真が撮れず、翌日、太陽をおっかけて北上して、プーケットから車で2時間ほど北にいったパンガー県カオラックで、この瞬間を撮影することができた。曇り空で太陽光が弱いのが残念だったけど。
#データは国立天文台暦計算室から取得した。GoogleMapと連動して、世界中の任意の地点での太陽や月の動きを計算してくれてとても便利。
ま、もの好きと言われればその通り。
おまけ。ル・メリディアンの園内とそこで見つけた大トカゲ、そしてカオラックの海。
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