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2008.04.17

ソンクラーンで気づいたタイの暦と黄道十二星座の関係

Songkran4月13日はタイの旧暦正月、ソンクラーン(สงกรานต์)初日だった。

ソンクラーンといえば有名なのは水かけ祭り。詳しくは触れないが、夏真っ盛りのこの時期の水合戦はとても気持ちがよくて楽しい。私も当然大騒ぎしてきた。一枚だけ写真載せておきます。

しかし、いったいなんだってこんな時期に新年を祝うんだろう? 

Wikipediaを調べると、ソンクラーンとはサンスクリット語がルーツで、「遷移」を意味する言葉だという。この時期に太陽が黄道十二宮の一つである白羊宮(おひつじ座)に入ることに由来する。

しかし、太陽が白羊宮(おひつじ座)に入るってどういう意味だ? そしてなぜそれが新年なんだろう? 

調べてみてわかった。地球から見ると太陽は、毎年同じルートを通って一年間をかけて天球上を一周している。この通り道を黄道というのだが、黄道上には12の星座(おひつじ座、おうし座、ふたご座、かに座、しし座、おとめ座、てんびん座、さそり座、いて座、やぎ座、みずがめ座、うお座)がある。これらの星座はずっと遠くにあるので動かないから、座標として使える。つまり、今日は太陽がおひつじ座に入ってから3日目だ、とか、私が生まれた日は太陽がさそり座に差し掛かってから10日目だとかいうように、太陽を針、星空を文字盤として、暦として使えるのだ。(ただし太陽が出ているということは明るくて星が見えないということなので、正確な計測は難しかっただろうけど。)

この暦の方法を、仮に黄道十二星座暦と命名しよう。新年が黄道十二星座暦に関係あるなら、タイの日常には何か他にも黄道十二星座暦の名残りがあるはずだ、と探していたら、それは意外なところに見つかった。タイ語の月の呼び方だ。下図を見てほしい。


ピンクのところを比べてもらえれば、左の月名と右の星座名が全く同じ語幹を持つことがわかるだろう。4月を例にとると、4月はタイ語でメーサーヨン。語尾のヨンは30日であることを表す言葉なので、語幹はメーサーだ。他方でおひつじ座はラーシーメット。ラーシーは~座の意味なので、語幹はメーット。タイ語の音便の関係で発音はちょっと違っているが、文字を見れば全く同じものだとわかる。他の月も同様にみなこの法則が成り立つ。

つまりタイ語の月名は、「~座(~宮)に太陽がある月」という意味を持っているわけだ。これは実際の太陽の位置とも一致(ほぼ)している。

Month3

タイにはもう二年位住んでいるが、こんなバックグランドがあるとはこれまで全く気がつかなかった。面白い発見だった。

この記事、続きます

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