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2007.12.02

アル・ゴア『不都合な真実』を見る

Algoreinconvinienttruth タイの大学で環境管理という授業を取っている。先週の題材はアル・ゴアの『不都合な真実』。このDVDを2時間かけて見た。

この授業の講師は実にまだ27才。チュラ大を卒業し、カセサート大学院で森林学を専攻し、今年職を得たばかりの新人だ。とても頑張り屋で授業の質が高くて気に入っている。何よりも題材が新しいのが、企業人時代(1999-2004)の空白期間-忙しくて仕事以外にあまり目を向けられなかった-を埋めたい私にぴったりである。

さて内容だが、地球温暖化に関するゴア氏の講演をほぼそのまま収録した形になっていた。ゴア氏は地球温暖化の事実と、それがもたらしている環境への影響を、豊富なデータと映像を使って一つ一つ列挙して、このままではやばい、と警鐘を鳴らす。

1990年と現在との同地点の写真を並べて見ると、世界の氷河や南極の氷が消えているのがよくわかる。この10年で世界中で台風やハリケーンが急増していたデータも驚きだ。データの補足として、地球史や地球のメカニズムなども簡単に説明してくれるので、説得力がある。Algore

そして、CO2の排出規制に大反対しているアメリカの 自動車業界を、アメ車はもはや日本やヨーロッパはもちろん、中国での排出規制にもひっかかり、中国市場でも売れない、と非難し、最後はアメリカ人らしく、我々はやればできる、この問題にも対処できる、締めくくっていた。

真新しい情報は少ないのだが、情報量は多く、よく整理されているし、さすがはアメリカの元副大統領のプレゼンだけあって、写真や映像は素晴らしい。特に教育用教材として秀逸だと思う。私も約2時間の間、集中力を切らすこともなくずっと見入ってしまった。このような講演を世界中で1000回以上もこなしているという同氏の精力的な活動には頭が下がる。

同氏はその後ノーベル平和賞も受賞した。もう時代はここまで切羽詰っている。あらゆる企業の製品と事業、あらゆる人のライフスタイル、あらゆる国の行政が全て、Is it ecologically sustainable or not? 、つまり、その行動が地球に与える負荷が、本来地球が持っている循環作用・自浄作用の範囲内で地球が処理できる負荷量であるかどうかという基準でフィルタリングされなければならない時代になった。

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コメント

父系と母系から読んでます。全部、興味の対象なので(私は社会学、心理学専攻-で特に民俗学の独自理論派)秘奥に楽しみなサイトです。今後も頑張ってください。

投稿: 城田 好夫 | 2007.12.02 23:17

城田さん、コメントありがとうございます。今後とも興味深いタイネタ、民俗学ネタを提供できるよう頑張ります。また来てコメントしていってください。

投稿: ftrain | 2007.12.03 22:57

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