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2007.11.07

神道ってなんじゃらほい

Isejingu 11月から大学は二学期に入り、授業科目が変わった。今日は「タイの宗教、カルト、慣習」という授業に出席。

この授業で、タイの宗教と比較したいとうことで、いきなり日本の宗教の説明を求められた。「大乗仏教と神道があってね・・・」としどろもどろに切り出したが、大乗仏教はタイ人もそれなりに知っているので、神道について説明をすることになった。

困ったことに、神道についてはほとんど知識がないのだが、ない知識を寄せ集めで以下のようなことを話した。

  • 神道は日本古来の伝統的な宗教である。日本以外での信仰はまずない。
  • 八百万の神と言って、川に、山に、家に、道具に、つまりどこにでも神がいるアニミズムである。
  • 天照大神という太陽の女神が最高神とされている。
  • 排他的ではないので他の宗教と共存できる。現に私も、一応 Shintoist であると同時に大乗仏教徒でもあるが、そのことにつき誰も文句を言わない。
  • 神の前では清らかであることが大切で、Purity というのが教義の一つのキーワード
  • イスラム教のような、毎日の生活の中の儀式はない。

嘘は言ってないと思うが、たぶん伝わらなかっただろうな。仏教と比較してどうとか、イスラム教と比較してどうとか言わないと、神道のユニークな、というか、外国人が考える「宗教」との違いは伝わらないだろうし、誤解を招いてしまう。皇室神道の順位であるアマテラスのことは言わない方がよかったか。もっとも一番の問題は、発言者も神道の本質をよくわかってないことだ。

以前、授業中に禅の説明を求められ、ろくに答えられなかった時にも思ったのだが、私はタイ文化の勉強をする以前に、日本文化をもっとしっかり勉強すべきかもしれない。

いずれ授業でリベンジしなければと思いウェブなどを調べては見たのだが、それでもよくわからない。明確な教義や経典がないので、皆が好き勝手に解釈しているし、ただの民間信仰の寄せ集めを神道と呼んでいるようでもある。これは困った。

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コメント

神道について
私も詳しくはありませんので、もっと他の方からコメントがあるかもしれませんが・・・私自身の考えとして。
イスラムも仏教もキリスト教も、共通して言えるのは、歴史上の人物が、唯一絶対の神あるいは宇宙?や世界観や倫理を説いた事に比べ、神道は季節や自然、生活の営みや生きていく上の物事一つ一つに、魂があるという極めて原始的な考え方によるものではないかと思います。それは今で言う科学など知りえなかった時代、厳しい自然の中にあって一つ一つの事に感謝し、畏怖さえ覚えていた古代の世界各地の原住民族共通の認識ではないでしょうか。
また、日本の神道の特徴としてご神体は偶像ではない、と言う事も大きな特徴だと思います。山や川、滝、太陽(光を集めるものとして鏡)そのものを神体として崇めています。ハワイの信仰も確かそれと似ていましたよね(キラウエラ?の火山は確か女神ではなかったでしたか)。これもとても原始的な信仰だと思います。(ローマやマヤ文明、ヒンドゥ教も同じ自然物の神を崇めていても偶像がありますね)

投稿: F.K | 2007.12.14 01:07

F.Kさん、コメントありがとうございます。
自然畏怖から発生した素朴な「神」概念、そしてご神体は偶像ではない、というのは、一神教とは異なる際立った特徴ですね。

日本の宗教として神道を外国人に説明するにあたっては、国家神道ではなくて、アニミズムから入る方が、本質を説明できて良いと思うようになりました。

日本の神様って、人間ぽいですよね。怒るし、いたずらもするし、嫉妬もするし、踊ったり、酒飲んだり、へまをしたり。亡くなった人も「神」になるし、神、精霊、妖怪、お化け、この辺の区別がない。一神教の神と人間の関係に比べると、あまりにも緊張感のないこの関係が、日本らしさなのかもな、と思ったりもしています。


投稿: ftrain | 2007.12.19 15:54

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