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2007.11.16

世界の文字を全て読む

Vietnam タイ語もなかなか読めるようにならずに苦労している私が言うのも説得力がないのだが、世界の全ての文字を読むのは、それほど難しいことではないかもしれない。世界中に言語はあまたとあるが、文字は数えられるほどしかないからだ。

まず世界中で一番通用している文字はラテン文字(ローマン・アルファベット)だ。西欧、中欧の言語のほとんどはこの文字で表記され、植民地支配の影響で、アメリカ大陸の全部、アフリカ大陸のほとんど、そしてマレーシア、インドネシア、ベトナムなどアジアの一部でも自国語がラテン文字で表記されている。声調やら子音やら母音やら言語ごとの特殊性を表記するために、いろんな付加記号ができている。

Greek

ラテン文字の兄弟にあたるのが、ロシアや東欧で使われているキリル文字だ。両者はともにギリシャ文字から派生しており、文字も構造も良く似ている。文字数も少ないので(ロシア語で33文字)、勉強すればすぐ覚えられるだろう。



Persiaイスラム圏で使われている右から左に書くの殴り書 きのような文字が特徴のアラビア文字というのもある。これは子音28文字を基本とする表音文字で、アラビア語はもちろんだが、系統が違うイランのペルシア語やインド・パキスタンのカシミール語、パンジャブ語などもアラビア文字で表記する。イスラム教が普及した地域の多くで自国語をアラビア文字で表記している。もちろん、発音記号や母音など独自の付記記号はあるようだ。

Burma

インド系文字(ブラーフミー文字とその派生文字)もいろんな国で使われている。インドの諸地域はもちろん、 カンボジア、タイ、ビルマなどの東南アジア、そしてチベットもそうだ。これらの言語はそれぞれ全く別ルーツなのだが、文字を持たなかったため、インド文字を借用してそれぞれ自国文字にしたようだ。だから例えばタイ文字とデーヴァナーガリー文字(ヒンドゥー語を表記する文字)を比べると、形が似ているものも多いし、五十音順も似通っている。子音が40程度、母音は(二重母音などで微妙に変化するものを合わせて)20-30というところか。一つの言語を極めれば、他の言語にも応用が利きそうだ。



Han そして忘れてはならないのが漢字だ。中国、台湾その他東南アジアの華人エリアの多くで使われており、そして日本や韓国でも使われている。


その他、上記に分類しにくい文字として、日本語のひらがな・カタカナ、朝鮮のハングル、エチオピアのアムハラ文字、アルメニアのアルメニア文字、イスラエルのヘブライ文字、モンゴルのモンゴル文字などがあるが、主要なものはほぼこれで網羅されているだろう。


特筆すべきは、上記の文字は漢字を除いて全て表音文字であること。そして、表音文字の中でも日本語のひらがなとカタカナを除いて、残りはすべて子音と母音を組み合わせて表記する文字であることだ(音素文字というらしい)。音素文字はいわば発音記号みたいなものなので、法則さえ覚えれば読めるようになる


さて、もう一度振り返ってみると、世界で現在通用している文字は、(1)ラテン文字とその兄弟分であるギリシャ文字&キリル文字、(2)アラビア文字、(3)インド系文字、(4)漢字、(5)その他、と大きく分類できそうだ。

さて私自身はというと、(1)についてはラテン文字は読める(ただしギリシャ文字・キリル文字は全く不勉強)、(2)アラビア文字は全くわからない、(3)インド系文字はタイ文字を勉強中、(4)漢字は読めないが意味はわかる、(5)日本文字OK、ハングル文字はかじったことがある、といったところ。このままタイとマレーシア(アラビア文字も馴染みが深い)を拠点にあと数年暮らしていれば、(5)のいくつかを除いては、概ねカバーできるんじゃないかと思ったりもする。

もっとも、文字が読めても意味はわからないので、せいぜい旅行に行ったとき看板の地名を読むことくらいにしか役に立たないかもしれないけど。

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【参考サイト】
中西印刷株式会社 世界の文字 
世界の文字で遊ぼう
   ※一部の看板の写真などはウェブから拾ってきたものです。御礼申し上げます。

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