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2007年7月の記事

2007.07.15

スワンナブームを巡るトリビア

Suvarnabhumi バンコク新空港の名前となった「スワンナブーム」。 「黄金の土地」を意味するこの名称は、これは新空港の開港にあたりタイの国王様が名づけたものだ。

バンコクの東部に位置するこの土地は、以前は湿地帯で、現地では「コブラの沼地」と呼ばれていた。これを5年間かけて整備したものである。そのまま地名を取って「コブラの沼地空港」では客が逃げそうなので、新名称が必要だったようだ。アジアのハブ空港を目指すなら個人的にはこの名称でも面白かったと思うのだが(ハブ違い?)


ところでこの「スワンナブーム」、タイ語ではなくてサンスクリット語である。アルファベット表記では Suvarnabhumi。タイ語の発音ではスワンナプ(phu)ーム。

由来はインド古文書に基づく。
それによると、BC2世紀~AD2世紀くらいの時代、インドでは、インドの文化が広く伝わっていた東南アジアをスワンナプーム(黄金の土地)と呼び、大規模な交易を行っていたのだという。

このスワンナプーム、東南アジアのどこを指していたのかは実はまだ明らかになっていない。一応、タイのチャオプラヤ川の西部(遺跡が発掘されている)というのが有力説だが、ミャンマーやインドネシアも自国にスワンナプームがあったと主張しているし、あるいは東南アジア全域を指した用語だった、とする説もある。

だから、ミャンマーやインドネシアでは新空港の名称に怒っていることだろう。
何はともあれ、由来の通り、人と物の交易の中心として発展して欲しいものである。

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2007.07.14

ハワイと台湾とマレーを結ぶもの

Sekainogengoハワイはアメリカ、台湾は中国、マレーシアはイスラム国、というのが一般的な認識だと思う。文化的にまったく重なりのないように見えるこれらの国には、実はは共通点があるのだが、それは何でしょう?

答えは言語。
ハワイの原住民が話すハワイ語、台湾の原住民が話す言語、そしてマレー人の話すマレー語は、全て「オーストロネシア語族」という同一の言語系統に属するのだ。

一例を挙げよう。
ハワイ語で数字の5は「エリマ」という。これが台湾の原住民の言語(それぞれ民族ごとに異なるのだが、一例として)では、「リマ」や「ウリマ」、マレー語では「リマ」となる。これを教えてくれたのはハワイ出身の45才留学生。

随分前に分岐してるので、互いにコミュニケーションが取れるほどではないが、言語構造的に同じなのだという。

民族的にも彼らは似通ったところがあるのだろう。台湾原住民は、見た目にはハワイ人やサモア人と変わりがないらしい。

これまでバラバラだった太平洋の各国が、私の中でポリネシア、メラネシア、ミクロネシアをまとめた「地域」として浮かび上がってきた。

アメリカ? ヨーロッパ? 小さい小さい!

※写真は世界の言語系統図です。

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2007.07.10

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2007.07.07

タイの旧暦

Fullmoon 大学のタイ民俗学の講義で、タイの旧暦につき教わった。タイでは現在でも宗教行事の多くは旧暦に従って行われるので、一応知っておくと便利だ。

タイの旧暦はいわゆる太陰暦で、中国のものとほぼ同じである。月の満ち欠けを基準とし、新月の度に新しい月とする。この周期は約29.5日なので、奇数月を29日の月、偶数月を30日の月として月の周期とのバランスを取り、一年を12ヶ月、354日とする。ただ基準月が中国より2ヶ月早いようで、中国の旧暦1月1日は、タイの旧暦では既に3月1日になっている。

ユニークなのは、一ヶ月を更に、新月から満月までの期間(クーン)と、満月から新月までの期間(レム)に2分して日にちを数えること。例えば、「12月のレムの15日」「1月のクーンの3日」という感じだ。現代風にいえば、それぞれ12月30日と、1月3日のことだ。奇数月はクーンが15日間、レムが14日間で、偶数月はクーン、レム共に15日間だ。この辺はインド暦の系譜と思われる。

太陽暦とのずれを直す方法は、原則である1年=354日の年の他に、8月を二回繰り返すことで1年を384日とする年と、通常29日である7月を30日とし一年を355日とする年を、都度はさむことで調整している。

この詳細は授業で教えてくれなかったのでざっと手計算してみたところ、19年のうち7年を13ヶ月の年として、残りの12年のうち8年を通常年、4年を355日の年とすることで、19年間でずれを1/4日に抑えることができる。まあこんなところだろう。

ちなみに、以下の著名なタイの仏教行事は次の日に行われます。

- ワンマーカブチャー (万仏節) ・・・タイ旧暦3月の満月の日
- ウィサカブチャー(仏誕節) ・・・タイ旧暦6月の満月の日
- ワンアーサーラハブチャー (三宝節)・・・タイ旧暦8月の満月の日
- ワンカオパンサー (入安居) ・・・タイ旧暦8月の十六夜(レム1日)の日
- ワンオークパンサー (出安居) ・・・タイ旧暦11月の満月の日

【おすすめ】
「ランナータイ」の鈴木さんという方が、タイの旧暦について他に類のない詳細な情報を書かれています。素晴らしいです。
http://www.geocities.jp/lanna_thai_chiangrai/calendar/calendar.htm

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