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2007年2月の記事

2007.02.23

女神転生

Megaten 「女神転生」という、私が中学生の頃はまっていたファミコンのゲームがある。仲間を集めながら迷宮を旅して悪魔を倒すのがゴール、要するに平たくいえば一般的なRPGなのだが、ストーリーが世界の神話の神々をかき集めた壮大な叙事詩になっていた。

例えば、ステージ毎のボスキャラは、ミノタウロス、メドゥーサ、ヘカーテ(以上ギリシャ神話)、ロキ(北欧神話)、セト(エジプト神話)、ルシファー(キリスト教)。 主人公はイザナギとイザナミの生まれ変わり。 仲間にできる悪魔は、クリシュナ、ガネーシャ、ハヌマーン、カーリー(インド神話)、オーディン(北欧神話)、バロン(インドネシア)、ケルベロス(ギリシャ神話)、スサノオ、ツクヨミ(日本)・・・という具合。

Megaten2

このゲームは、神々(悪魔)同士を合体させて新しい悪魔を誕生させることができた。悪魔の強さもランク付けされているので、例えばクリシュナはオーディンよりも強かった。自国の神が合体させられたり、他の国の神よりも下位に扱われるなんて、もしその国の人が見たなら、怒り心頭に達するであろう。だが、善悪の区別なく全ての神を悪魔と位置づけ、悪魔達のエゴが生み出す混沌とした世界像は新鮮だった。

と一生懸命このゲームの説明をしてきた理由は、今思えば、私がタイにはまるにいたった最初のきっかけがコイツであったからだ。学生時の初タイ旅行でガネーシャとハヌマーンの銅像を見て、あ、メガテンだ!と好奇心に火がついてしまったのだ。私はそれ以来のガネーシャ&ハヌマーンファンで、我が家は銅像からTシャツまでガネーシャグッズにあふれ、TVでハヌマーンラングール(猿です)の映像が出るたびに食い入るように見ている。

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2007.02.18

地震のない国に住みたい人は

Jigokudani_hotspring_in_nagano_japan_001日本を出て早2ヶ月。ペナン、ランカウイ、プーケットとずっと日中の気温が30度を超えるところを旅しているので、日本の身が引き締まるような寒さが懐かしい。水炊きや肉まんが無性に食べたい。温泉につかりたい。

と思ってネットで日本の冬を疑似体験していたら、猿が温泉につかる写真を見つけた。猿というのはそもそも熱帯の生き物で、果物などを食べてのんきに暮らしているものだ。何の因果かニホンザルはこんな寒いところまで来てしまったが、温泉につかる表情を見る限りこの風情をけっこう楽しんでいるようでもある。


ところで日本に温泉が多いのは、日本列島が火山帯にあるからだ。火山帯というのは要するにマグマが地表に噴出してくるエリアのことで、日本はユーラシアプレートの東端に位置し、東から太平洋プレートが、南からフィリピン海プレートが、もぐりこんでくるので、マグマが活性化している。地震が多いのも基本的には同じ理由である。火山や地震はあまり歓迎できるものではないが、もし日本が火山帯の上にない国になれば、同時に温泉もほとんどなくなってしまう。これは寂しい。

Worldvolcanoそういえばタイには温泉がないし、火山もない。地震もない。上の図は、世界の火山に△で印をつけた世界地図だが、ご覧の通り、タイはきれいに残っている。次の図は、ここ35年の間に起きた世界の地震の震源地を黒点で塗ったものである。ここでもタイはきれいに残っている。

Quake_epicenters_196398_1 日本沈没を見て日本にいたくなくなった人は、タイ移住を強くお勧めする。

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2007.02.05

プーケットのタクシー事情

Pa プーケットのタクシーは高い。プーケット国際空港からパトンビーチまでが550バーツの固定価格。パトンビーチ内の移動は100バーツ~だ。タイの物価を考えると激高いし、バンコクのタクシー料金と比べても3倍くらい高い。

高い理由ははっきりしている。タクシー組合の力が強く、勝手に固定価格を決めてしまって、価格競争が全く行われないからだ。代替の交通手段(バスなど)には政治力を駆使して猛烈な妨害をかける。他に手段がないので、仕方なく旅行者は高くてもタクシーを利用せざるを得ない。なおタイ人は自分の車やバイクで移動するので、もっぱら被害を被っているのは旅行者だ。

プーケットにはメータータクシーが走っていない。いや厳密にいうと、空港にはいる。実はメータータクシーを使うと、空港からパトンビーチまで約400バーツでいけるので、150バーツも安い。しかし、組合の抵抗でメータータクシーの会社は空港ビル内にブースをつくらせてもらえないので、ブースは空港を出て右にしばらく行った外れにある。空港ビル内には組合公式のブースがあり、誰に聞いてもメータータクシーは紹介しないので、旅行者は何も知らずに高い組合タクシーに乗らされる。

実は当局もこの状態を快くは思っていないようで、つい先日、メータータクシーのブースを空港ビル内につくろうとした。ところがこれに大反発して組合タクシーがストライキを起こしたものだから、一日で撤去せざるをえなかった。メータータクシーは空港以外では見たことがないので、そもそも認められていないのだろう。空港での業務を開始するにあたっては大騒動だったであろうことは想像に難くない。

公共バスの発達も非常に遅れている。空港から各ビーチへの直接バスはなく、一度プーケットタウンを経由する必要がある。これを使えば、合計105バーツでパトンビーチまで行けることは行ける。だがプーケットタウンの空港行きバス乗り場と各ビーチ行きのバス乗り場は約1キロも離れていて、とてもじゃないが重い荷物を持って、初めての旅行者がたどりつけるものではない。バスの本数も少ないので、ざっと3時間コースだ。

ビーチ間を巡回する路線もなく、パトンビーチに泊まった旅行者が隣のカタビーチに行きたい場合には、200-300バーツを払ってタクシーで行かざるを得ない。

どうしても安く空港からビーチまで行きたい人には、乗り合いのミニバンという方法がある。これは空港でも案内されていて、空港からパトンビーチまで170バーツほどだ。だがこれはバンに人がいっぱいになるまで待たされるのみならず、途中の旅行会社で必ず一度下ろされて、たっぷりと宿と旅行ツアーの営業をかけられる。全員に営業をかけ終わらないと出発しないので、30分はロスする。

こういうわけで、結局組合タクシーの網にはまって、高い固定料金のタクシーを使わざるを得ないのだ。改善を期待したいところだが、普通に街中をメータータクシーが走るにはあと5年や10年はかかりそうな感じだ。

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2007.02.03

節分は大晦日の厄除け行事

Setsubun2 この記事を書きながら既に日が変わってしまったが、2/3は節分である。

節分といえば豆まき。子供の頃は「鬼は外」と言いながら良くポリポリやったもんだ。しかしなぜ豆を撒くのだろう?

便利なもので、ちょっとWEBを調べるとウィキペディアなどで答えが見つかる。曰く、まめは「魔滅」につながるからとか、陰陽五行説の発想から、鬼(=金)を炒った豆(=火)で閉じ込めるのだとかある。鬼はこの場合厄の象徴だから、節分とは、ようするに厄除けの日なのだ。 Setsubun

ではなぜ2月3日に厄除けをするのか? 
これには「二十四節気」を知る必要があるのだが、二十四節気とは端的にいうと、一年を24で割った中国の季節指標である。太陽の軌道(黄道)を15度ずつ24ヶに割った季節指標ともいえる。24のそれぞれに立春とか大暑とか霜降とか季節感のある名称がつけられている。

そして、一年のスタートである「立春」(黄道が315度)は毎年ほぼ2月4日なのだが、その前日、つまり大晦日が季節の分かれ目「節分」なのだ。大晦日なので、一年の厄落としをしたい、だから鬼退治すべく豆を撒く、とまあこういうことだ。

関西の方では、決められた方角を向いて太巻きを丸かじりするそうだ。これもいろんな意味があるようだが、総じて福を呼び込む縁起ものの行事と言って良いだろう。 Hutomaki_2

暦というのは面白い。暦はその地域の生活の基盤となっているものだから、暦を通じて文化が見えてくる。

東京でサラリーマンをやってる時は、季節感なんて全くなかった。その反動か、妙に気象や季節感や季節行事にこだわりがある今日この頃なのである。

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