旧暦正月はいずこへ
もうすぐ旧暦正月。
華人の二世、三世が多く住むここプーケットでも、爆竹を鳴らしたり獅子舞を踊らせたりして祝う。 「お年玉」の習慣もあって、子供達はもちろん、大人でも会社で経営者からお年玉がもらえる。
ところで今日は1月29日。旧暦正月はだいたい1月末から2月初旬という印象があるのだが、街を歩いてもあまりそれらしい盛り上がりが見られない。これはおかしい。なぜ今年は盛り上がらない?
不思議に思って聞いてみたら、今年の旧暦正月は2月18日なんだそうだ。なるほど、まだ盛り上がりに欠ける理由はわかったが、次の疑問が。なんでこんなに今年は遅いんだ?
調べてみると、面白いことがわかった。 昨年2006年が、旧暦では13ヶ月あったのだ。 日数にするとなんと384日。
これは次の理由による。 旧暦というのは月の満ち欠けのカレンダーで、新月のたびに新しい月になる。月の満ち欠けの周期は約29.5日なので、旧暦では29日と30日を交互において、1年を12ヶ月、354日としている。
ただこれだと太陽暦の365.25日と毎年約11日間ずれてしまうので、19年のうち7年に、「閏月」という月をいれて一年を13ヶ月にして太陽暦とあわせるんだそうだ。
2006年がこの閏年だったので、例年より30日多く、その分後ろに押し出される形で、今年の正月は去年より約20日間遅くなったのだ。
※注 写真は「旧暦正月」のキーワードでWEBから適当にひろってきたものです
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