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2005.11.03

観音様の冒険

ベトナムついでに、ベトナムネタをもう一つ。

ベトナムでは、観音様をたくさん見た。お寺はもちろん、公園の隅っこなどにも祭られてあって、ずいぶん庶民の信仰を集めているようだった。面白かったのは、どこの観音様も後光が差しているのだけど、これがネオンでつくられていること。中心から外側に放射線状にのびている黄色やら水色やらのネオンが、動いたり点滅したりして後光になっているのだ。パチンコ屋の看板のような、といえば伝わりやすいか。恐れ多いが。

ところで、同じ仏教国だけど、タイの寺院には観音様はいない。いや、厳密にいうと、一部の中華系(あるいはベトナム系)の寺院にはいるのだが、最も一般的な寺院にはいない。

これは仏教の伝播のルートが違うから。中国、ベトナムは(もちろん日本や韓国も)いわゆる大乗仏教だけど、タイはインド・スリランカ経由の小乗仏教(上座部仏教)。上座部仏教には、観音様なんていう、庶民の味方の有難い菩薩様はいないのだ。

タイで見る仏像には、アユタヤなどで見るシンプル?な仏像もあれば、胡坐を組む仏陀の下に蛇がトグロを巻いていたり、はたまた後光が5つの頭の蛇になってたりするのもある。カンボジアのアンコールワットのも同系統。この辺はヒンドゥーの影響だろう。

パキスタンあたりの古代の仏像には(これは博物館で見ただけだが)、ギリシャ神話の神様のような肉体美を持つハンサムな仏像がある。これは明らかにヘレニズム文化の影響を受けた仏様。

こうして、仏像を眺めて歩いてるだけでも、けっこういろんな発見があって面白い。

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