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2005.07.27

イスラエル人の旅費稼ぎの方法

長崎の繁華街、思案橋で運良く一人でも入りやすい焼酎バーを見つけ、地元民と語らい、気持ちよく店を出てホテルに戻ろうとする帰り道に、その女性はいた。名前はダニーという。年齢23才。彼女は繁華街の入り口に出店を構え、ジュエリーを売っていた。今日は平日だし、人通りが少なく客も来ないのだろう、暇そうにたたずんでいる。

彼女はイスラエル人で、高校卒業後、義務である軍隊に入る前に世界放浪をしたいと旅に出て早や9ヶ月目。インドとタイでそれぞれ数ヶ月を過ごし、つい一週間前に日本に来た。アジアを旅しているとこういう「ヨーロッパ人」を多く目にする。そういえばカンボジアでも以前、イスラエルの女性に会ったことがあった。だが、東京や大阪ではなく、長崎にいるところが面白い。なぜわざわざこんなところまで、と聞くと、旅費稼ぎとの答えが返ってきた。ジュエリーを売って旅費を稼ぐとは面白い。だが彼女は日本語はぜんぜん話せない。

しかし、たたみ2畳分くらいの陳列ケースには銀製のネックレスやら指輪やらがいっぱいに詰まっている。個人で仕入れて売るには規模が大きい。そこを尋ねると、彼女は事も無げに言った。「ジュエリー販売のネットワークがあるの。私たちはビジネスの天才よ。」

驚いたことに、そのビジネスを誰が運営しているのか、彼女も良く知らないのだという。彼女はこの陳列ケースを前任者から引継いだのだが、前任者のことも良く知らない。だが旅行者は入れ替わり立ち代り店番に立ち、いくばくかの成果報酬を得る、そういう仕組みができあがってるんだそうだ。彼女は、同じくどこかから流れてきたイスラエル人と一日交代で、店番に立つ。長崎滞在は3ケ月の予定で、アパートも借りたそうだ。日本語で数もろくに数えられないくせに。。。そこまで話を聞いて、イスラエル人がユダヤ人であることを思い出した。これは追跡してみると面白いかもしれない。

もう少し日にちがあったら、たぶん私も店番に立っていたことだろう。

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コメント

はじめまして。mixi から流れてきました。以前、東京の街頭で販売担当の人間(自称、スイスとエジプトのハーフ)に聞いてみたところ、

タイからの仕入値:販売価格の約30%
露天担当者の取り分:販売価格の30%
地区の(?)元締めの取り分:残り

という取り決めになっているとの事でした。元締め間のネットワークは非常に強く、販売員が商品を持ち逃げするのは不可能である由。(元締めの取り分には、「実働部隊」も含めたネットワーク維持のための費用も入っていると推測します。)

投稿: cretin | 2005.08.03 18:46

cretinさん、はじめまして。
面白い情報ありがとうございます。この「実働部隊」の存在が、このビジネスモデルの鍵ですね。なんかに応用が利きそうな気がします(何にだ?)

投稿: ftrain | 2005.08.04 15:40

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