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2005.06.13

バンコク王宮前広場の観光客詐欺の方程式

バンコクに来て初めての日曜日。少しはタイ観光でもするかと、昼過ぎからお寺エリアに出かけた。ワットプラケオ前で入り口を探して歩いていると、男が近寄ってきた。「オオサカ?」「いや、東京です」「そうか、いとこがオオサカにいるんだ。ところでどこ行くんだ?」「ワットプラケオ。入り口はどっち?」「こっちだけど今は入れないよ」「どうして?」「ランチタイムだから2時まで閉まってるんだ」「・・・」「ビッグブッダは見たか?」

きたぞきたぞ。約1年半前に来たとき、この手にのせられて粗悪スーツをに450ドルも払ってしまったんだった(→こちら)。しかしやつらの手口も進歩ないな。もっと楽しませてくれないと。

ビッグブッダに連れて行きたがる彼を丁重にお断りして、ベンチで地図を見ているとまた一人男が近寄ってきた。「日本人か? オビヒロを知ってるか。友達がいるんだ。タマサート大学を知ってるか。あそこだ。あの屋根だ。いい大学なんだぞ。ところでどこへ行く? ワットプラケオは今日はタイ人のためのイベントをやってるから2時まで入れないぞ」 また来た。じゃあ2時まで待つというと「ビッグブッダを見たことあるか?」 

彼を振り切って通りを渡ると、また一人寄ってきた。「ワットポーはこっち。ビッグブッダはこっち。ワットポーは
閉まってるよ」 

ワットポーの目の前で、ワットポーの入り口を近くで食事中のトゥクトゥクドライバーに聞いてみた。「ワットポーは2時30分まで閉まってるよ。ビッグブッダって知ってるか?」

こうして小一時間のうちに、4人の男に誘われた。まとめてみると方程式が見えてくる。まず日本の話題などで観光客の気を引くが、これは何でもいい。次にどこに行くかを聞き出し、そこは何かの理由でしばらく(2時間くらいしないと)入れないという。そして、ビッグブッダ(大仏)という日本人が好みそうなネタを出し、こことここと、とちょうど2時間くらいのコースを組んでくれてトゥクトゥクに乗せる、とこういう方程式だ。

これだけ大勢いるところを見ると、相当数の観光客がひっかかっているのだろう。クレームが寄せられるのか、ワットプラケオの入り口にはこう書いてあった。「Don't Trust Strangers(知らない人を信用するな)」

むこうから話しかけたそうにしているやつらは、総じて詐欺営業マンである。けど、タイの名誉のために書いておくと、こんなのばかりではない。その後、ワットアルンに渡る渡し舟の乗り場を、近くを歩いている女子大生らしき子に聞いてみた。彼女はかたことの英語ながら一生懸命説明し、伝わらないと知るや、私を乗り場まで連れて行って、自分の船賃まで出して一緒に改札をくぐって私を船に乗せてから帰っていった。普通はこういう親切な人ばかりである。

今度詐欺営業マンに会ったら、ぜひカメラを向けて、どんな反応をするか試してみたい。

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