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2005.05.12

「シンコデマヨ」とメキシコ近代史

「シンコデマヨ」とはスペイン語で5月5日のこと。
サンディエゴ滞在中に「シンコデマヨ」のお祭りを各地で目にすることができた。タコスを食べ、コロナビールやマルガリータを飲み、マリアッチを聞き、おおらかにメキシコ文化を楽しむお祭りという印象。しかし一体なんでサンディエゴでメキシコの祭りを祝うんだ?

ということでウェブを調べてみたら、見つかった。曰く、メキシコのPueblaという街で、1862年にメキシコがフランスと戦って勝った記念日なんだそうだ。メキシコ系住民の多いアメリカの各地でもお祝いされているらしい。

しかしメキシコがフランスと戦ったってどういうことだ? これは初耳だ。上記ウェブを読んでいくと、世界史が見えてきて非常に興味深い。ざっとまとめると、メキシコがスペインからの独立を勝ち取ったのが1821年、その後内乱やアメリカとの戦争(1846-1848年)などもあり、メキシコの経済は疲弊しきっていて、スペインやイギリスやフランスに対して大きな借財を負っていた。フランスはメキシコへの支配力拡大を狙っていて、メキシコがついに債務の支払いを放棄すると、ナポレオンの親戚にあたる者をメキシコの統治者として任命し、戦争になった。戦争は上記Pueblaの戦いなどメキシコの善戦もあったものの大軍を送り込んだフランスの勝利に終わった。が、フランスの支配も、その後国内の南北戦争が終わったアメリカが、フランスを追い出すべく軍事的にも政治的にもメキシコを支援したこともあり、1864-1867の間しか続かなかった。

スペインの植民地支配、アメリカとの戦争、フランスの侵略・・・メキシコという国も相当世界史の荒波をくぐり抜けてきた国なんだ。

 

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