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2005年3月の記事

2005.03.25

物流アウトソース

最近は毎朝、前日のヤフオク受注分を集計して、商品をダンボールにつめ、宛名を書き、クロネコヤマトで配送するという作業が日課になっている。これが結構面倒くさい。商品が壊れないように梱包材をつめたり、商品サイズに合わせてダンボールを用意したりするのだが、ダンボールの大きさによって送料が違うので、経費削減のためにダンボールをカッターで商品のジャストサイズにあわせて切ったりもする。更に宛名書きが大変で、田舎の住所は特に長いものが多く、発狂しそうになりながら黒マジックで宛名をたんたんと辛抱強く書いている。

これでは時間がもったいない。
それに、これではそもそもの目的であった海外放浪が出来ないではないか。

というわけで、商品の保管から配送までの物流業務を、業者にアウトソースすることを前々から考えていた。
こんな小さい規模でも安く引き受けてくれる会社があるのか不安だったが、ウェブを探したら割りと簡単に見つかった。アポを取って、打ち合わせをして(生まれて初めて「社長」の名刺で挨拶し)、現場見学に行き、満足したのでここに決めた。今後は、私が集計した毎日の受注リストを「出荷指示」という形で彼らに送付すれば、後は彼らがやってくれる。

少人数で事業をする場合、外注でやれるところは外注に出し、自分は自分が競争力を持つところにフォーカスすることが大切だと思う。

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2005.03.17

会社設立 前編

会社をつくるということを法律的に一言でいうと、自分とは別の法人格を持つということだ。法人格とは、法律的に権利義務の主体となれる資格のこと。考えてみたらこれってすごいこと。「会社」なんていう観念的で抽象的な存在が、土地を所有できたり、契約を結んだり、従業員を雇用したりできるんだから。

じゃあ、どうしたら会社が設立できるのか。「さあ、会社をはじめます」と発起人が宣言したときに会社ができるわけじゃない。オフィスを構えたときでもなければ、株主総会で決議したときでもない。この点は日本の商法第57条が、「会社は本店の所在地において設立の登記をなすによりて成立す」ときちんと定めている。そう、設立の登記が完了してはじめて会社が設立され、法人格が持てる。というわけで、最近はその辺の事務作業を進めているところ。

会社をつくるにあたりまずしなくちゃいけないことは、本店の所在地における「類似商号の調査」。商号というのは会社名のことで、同じ市区町村に同種の事業を行う名前の似た会社があったら混乱を招くから、そういう社名では会社が設立できないルールになっている。そこでまず、市区町村の法務局に行き、類似商号がないか商号目録を眺める。私もおととい、市川市の法務局まで行き、とりあえず希望の商号は大丈夫そうであることを確認してきた。大した社名じゃないからここでオープンにはしないけど。

続いて定款の認証。定款には商号が書いてあるためこういう順序になる。これは今日、やはり市川市の公証役場に持っていき公証人に認証してもらった。事前にFAXを送って誤植を修正してもらっていたので、手続は非常にスムーズで所要時間約30分。

次に、私が作ろうとしている「確認株式会社」の特殊な点で、「創業者」の確認を経済産業省に申請しなくてはいけない。簡単な手続だが、申請先の経済産業省のオフィスはさいたま新都心にあるため、電車で揺られること約1時間。申請は5分。確認の証書がもらえるのは約一週間後。なんとも面倒な工程である。

帰り道に、頼んでおいた会社の代表印をハンコ屋さんで受け取り、今日の作業終了。ここまでで、もう設立手続の半分は済んだようなものだ。あとは書類を全部揃えて、登記申請に行くだけ。4月1日付けで設立予定。

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2005.03.13

3つの法人形態

久々に事業のことも書いてみよう。

海外から輸入した楽譜やDVDやスポーツ用品を売り始めて早一ヶ月。海賊版をつかまされたり、期待の商品がさっぱり売れなかったりなんてこともあるものの、これまでのところはまあ「想定内」。売れ筋の商品も何点か見えてきたので、そろそろテストマーケのステージから本格的に数をさばくステージに移行したい。数をさばくとなると、ネットショップを本格的に構えたり、物流会社と契約したりする必要がある。そこで法人格の取得を検討している。

私が事業に使える予算はせいぜい300万円。そして実質的な役員は当面私一人。この前提で法人格を持とうとすると、以下の3つの選択肢がある。

(1)合資会社
(2)有限会社
(3)確認株式会社

(1)の合資会社はあまり聞きなれない名称だが、個人事業主の延長で会社を作るような場合には一番フィットする形態。資本金は1円からでいいし、設立も運営も柔軟。費用も登録免許税6万円+印鑑代くらいだ。ディメリットは無限責任を負う点と、株式会社や有限会社に比べると会社としての信用が低い点。

(2)の有限会社は、出資者は出資の範囲の有限責任でいいし、設立も運営も株式会社よりは簡単。取締役も一人(要するに自分だけ)で良い。資本金は300万円でOK。設立費用は登録免許税6万円に加えて、公証人の認証費5万円と定款に貼付する印紙代4万円などがかかる。株式会社よりは信用が劣る。

(3)の確認株式会社は、新事業創出促進法に基づく会社形態。通常株式会社を設立するには資本金が1000万円必要であるところ、設立から5年以内に1000万円に増資することを条件に、設立にあたっては資本金の額を問わないというもの。経済産業省に報告義務がある。設立費用は登録免許税15万円+公証人認証費5万円+印紙代4万円など。信用度は一番高いが、設立や運営が面倒なのと、取締役を3名、監査役を1名用意しなければいけないのがディメリット。


まだ勝負に出るだけの事業のタネも見つかっていないので、とりあえず法人格を持つだけために(1)の合資会社が一番実態にマッチしている。が、親や友人から、日本をベースに仕事するのなら信用面で圧倒的に株式会社が良いと指摘され、それもそうかなと思う。さきに立派な箱だけつくるのも悪いことではないだろう。

というわけで、現在確認株式会社の設立手続を進めているところ。手続は元法務マンの誇りにかけて全部自分でやります。

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2005.03.10

ラストネーム考

ハワイは移民の国。原住民のポリネシア系が人口比で約20%を占めるが、実は一番ではない。23%が白人系、23%日系、そしてポリネシア系、フィリピン系、中国系・・・と続く。ハワイ大学で会ったR君はラストネームがシマブクロ(沖縄系ですな)、E君はセトグチ(日系)、Mちゃんはホー(中国系)、Pさんはロスパンチョス(フィリピン系)という感じ。アルファベットのところはすべてアメリカンな名前が入ります。これは面白い、と、ハワイ滞在中ずっと人のラストネームを聞きまくっていた。

一緒にスノーケリングを楽しんだC君にも聞いてみた。彼は顔立ちはスペインやイタリアの系統で、返ってきた答えは「エベスターニ」。なるほど、やっぱりイタリア系なのかなと思ったら意外にもお父さんは日系だという。どうも「エビスタニ」がどこかでなまって「エベスターニ」になってしまったらしい。

私のクラスの先生だったMさんはワン(WANG)。中国語はよく知らないが、王とか黄とかだろうか。

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2005.03.07

K君の人生

ハワイではいろんな人に会ったが、一番衝撃的だったのがK君だ。

英語研修コースの初日の全体ガイダンスに彼はいた。35才くらいだろうか、肌の色は真っ黒で、目鼻立ちがはっきりしておりインド人のような風貌。早速話しかけてみたら、ビルマ人とのことだった。

翌日ランチを一緒に食べた。彼は現在ハワイの某有名ホテルで働いていて、ここの授業料も会社が出してくれているのだという。彼の英語は文法などはともかく会話力は私より数段優れているのだが、それでも研修に出してくれるなんていい企業だ。たぶん彼は経済的な理由でビルマから移民してきて、ホテルでポーターなどして生計をたててるんだろう。彼は日本語も上手に話す。これはホテルのお客さんがほとんど日本人だからだそうだ。頑張れよ!私はそう思った。

週末に皆でアウトレットモールに買出しに行くことにし、車を持っているK君が迎えに来てくれた。が、なんと車はクライスラーの総革張りの超高級車だった。600万円くらいするとのこと。ローンだが自分で買ったんだという。よくよく聞いてみると、K君はホテルに勤務してるのではなく、ホテルのマーケティングなどをアウトソースしているオランダ系のマーケティング会社に勤めていて、年収は2000万円を超えるんだという。晩ご飯も全て会社持ちで外食できるらしい。彼はオランダ語、スペイン語、イタリア語も堪能に話す。そして日本語と英語。「英語が一番下手です」というその英語さえ私よりは上手い。K君、アメリカンドリームを掴んだね。やったね。

ところがこんな理解も軽率だった。昼メシを食いながら彼が言う。「将来は国連で働きたいと思ってるんだ。内戦の調停の特別ミッション担当として」。彼はビルマの内戦で両親や親戚を失くし、国連の養子制度でオランダに養子としてもらわれていったのだという。「アフリカ各地ではまだ内戦が多発している。その調停をやりたいんだ。3年間でアフリカを一周してまわるような国連の企画があるんだけど、最初23人でスタートして、3年後には辞めたり殺されたりで8人しか残ってないという苛酷なミッション。でも誰かがやらなくちゃいけない。僕には両親もいない、恋人もいない。これは僕のミッションだ。」 そして彼は、将来大怪我をして帰ってきたときのために、と、収入の多くを貯金にまわしている。

彼とどこで会ったか? 彼は英語研修コースの私のクラスメートだ。あまりにも平和な私の日常と、彼の人生とのギャップに、何か気恥ずかしかった。

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2005.03.06

ハワイ3週間の通信簿

ハワイから戻ってきました。
天気は快晴、海、ビーチ、スポーツ。そしてクラスメートと大学寮の仲間たち。三週間なんてあっという間だった。

社会インフラも整っていて、生活水準も高く、不自由や不愉快な思いをすることは一度もなかった。日系人その他アジア系人種が人口の過半数なので、疎外感も全く無いどころかむしろ話がはずむ。本当に、また行きたい国だ。


ハワイでは毎日、午前中は授業、午後はクラスメートとスポーツやアクティビティ、夜は寮の仲間達とキッチンで談笑していた。寝る間も惜しんで遊んだ数々は、ぼちぼちこのブログにもまとめていきたい。あまりに楽しすぎて現地では自分を振り返る暇もなかったので、今日はそもそもなんの目的でハワイに行ったのか、その成果はどうだったのか、自分で通信簿をつけてみよう。


(1)英語力の向上
第一目的はこれ。授業はスピーキングに主眼を置いた授業で、比較文化の観点から興味深い議論をたくさん行った。が、純粋に英語力の向上という点で判断すると、私にはやや簡単すぎた。もう少しチャレンジングなコースで良かった。スピーキングはやや向上したが、ボキャブラリーやライティングはほぼ進歩がなかったので、評価はB。

(2)リフレッシュ
忙しかった6年間の社会人生活でたまった塵やほこりを落とし、自分の人生を自分の手に取り戻すことが第二目的。この点は毎日若い学生達とつるんで芝生やビーチを駆けまわり、すっかりリフレッシュできたので評価はA+。 思いがけず若い(ほとんどが大学生)のいい友人が出来たのは海外ならでは。

(3)趣味の幅を広げる
着いてすぐウクレレを買い、毎晩少しずつ練習した。基本的にギターと同じ要領なので、ギター共々練習し、パーティーの席などで弾き語りを披露できるようになりたい。サーフィンとスノーケリングは初体験。マリンスポーツがこんなに面白いものだなんて、なんで今まで誰も教えてくれなかった?  評価はA+。

(4)事業展開
ハワイに銀行口座を開設した他、日本で販売する商材候補を何点か見繕って持ってかえってきた。韓国人のクラスメートが私の事業にすごく興味を持って、韓国支店をつくりたいと言ってくれたので、実際に商材をいくつか持って帰ってもらった。 遊びほうけてて市場調査があまり進まなかった点を踏まえ評価はB+。

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