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2004.02.11

アカスリ体験

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  韓国滞在の最終日、「アカスリ」なるものを体験しにいった。最終日を選んだのにはわけがある。それはナオコから、アカスリをすると保温力が落ちるのか風邪をひきやすいので、私はいつも最終日にやるようにしてる、とアドバイスを受けたからだ。
 行き先は明洞汗蒸幕。昼の3時からこんなとこに行く奴も少ないだろうと思いながら入ってみると、やはり客はまばらだった。くせのある日本語を話す店員の説明を聞いてみると、ここはただのアカスリ屋ではなく、エステサロンでもあり、マッサージサロンでもあるようだ。とりあえずアカスリ+顔面石膏パックで90000ウォン(約9000円)というコースを選ぶ。「男の人でパックする人は珍しいね」と店員に笑われたが、猛烈勤務の3年間でたまってしまった贅肉や疲れや塵や垢を削ぎ落とし、シェイプアップすることも旅の目的の一つだ、ここは譲れない。
 まず、毛穴を開かせるためかよく知らないが、土がまのような低音サウナに入れられた。驚いたことにこのサウナは男女混浴。Tシャツとハーフパンツは身に着けているものの、異性が気にならないわけがない。私が入っていくと、中には2人のおばちゃんがいた。日本語を話していたので日本人観光客だろう。だいたいこんな時間帯にこんな高級エステに来てる時点で、まず日本人しかいない。私は変に絡まれたくないので日本語がわからないふりをして、端の方で寝っころがって熟睡モードに入った。しばらくするとおばちゃん達と入れ替わりに、声から判別するに若い日本人の女の子2人が入ってきた。おお!自分を活動モードに切り替えてそっと頭を持ち上げてみた。しかし中は暗い上にメガネもはずしていたので、何も見えなかった。残念。
 続いて、砂風呂、ゲルマニウム風呂、プラチナ風呂等々に自由に入る。これはさすがに男女別。プラチナなどと名前はすごいが、小さなプール程度のものでしかなく、風呂だけを見たら日本のスーパー銭湯なんかの方がよっぽどすごい、なんて思っていたところに、風呂場の脇に腰掛けていたおっちゃんから声がかかった。「アカスリやるか?」 銭湯の端に並んでいる手術台のようなベッドに寝かされた。胸、腕、足、背中と、時には力をいれて、時には軽くこするように、アカスリタオルで丁寧に体をこすっていく。アカスリをしてくれるのは、こちらも短パン一丁のおっちゃん。時々乱暴にお湯をぶっかけられる。所要30分くらい。正直、こんなものか、とたいした感動はなかった。ただ、気持ち悪いことに、この全工程をじっと見つめている男がいた。短パンをはいているのでここのスタッフだろうが、浴槽の縁に腰掛けてずっとこっちを見ている。気持ち悪さを超えて、だんだん腹立たしくなってきた。全工程が終わったところでその男がこっちに近寄ってきた。「気持ちよかったか?」「は?ええまあ(ちょっと怒って)」「コイツは実は新人なんだ。だから私がもう一回やるがいいか?」「?!」 そう、この男は熟練アカスリ師で、私を題材に新人研修をしていたのだ。こうして、もう一度同じ工程が繰り返された。

 続いて石膏パック。こちらはちゃんと別室に通されて、女性スタッフがやってくれる。が、当然ながら顔に石膏を塗りまくられてしまうので何も見えない。途中、赤外線ライトを当てられたのか石膏の下の私の顔が異常に熱くなったり、両目の上に漬物石(のように感じた)をのせられたりして、50分ほどで終了。最後に、カチカチに固まった私の「お面」を両手で挟んでバリバリとはがす。待望の私の新しい顔だ。男前度はどのくらいアップしただろう。

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