カテゴリー「10 - ディスカバージャパン」の記事

2010.11.04

清流・宮川

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偶然に発見したこの素晴らしい景色は、三重県多気郡大台町(旧宮川村)を流れる、宮川の川べりです。日本にまた一つ、好きな場所ができました。

 

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2010.11.03

志摩の魅力と憂い

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そろそろ京都の寒さが気になる季節になってきた。大好きな京都だが、夏は蒸し暑く、冬は底冷えするこの内陸性の盆地気候だけは苦手だ。タイ・プーケットがとても恋しい。

そんな身体のセンサーが旅情を誘い、黒潮の流れる志摩半島をふらっと旅してきた。初日は車中泊、二日目はゲストハウス泊という、行き当たりばったりでなんとかなるだろうの放浪旅である。

志摩半島は思ったより近かった。新名神、伊勢道、紀勢道などこのあたりは高速道路がどんどん整備されていて、京都からだと3時間半ほどで行けた。太平洋を目指すなら、和歌山に出るよりも三重に出る方が早いというのは意外な発見だった。

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リアス式海岸がつくる景観は最高だった。また、この界隈は国立公園に指定されているせいか自然景観もよく残っていて、森林浴も気持ち良かった。

ただ、残念だった点が2つあった。まず、リゾート開発の歴史が感じられ、しかもそれがうまくいってない点である。志摩半島を横断するバイパス道路は立派だが、車通りはほとんどなかった。喫茶店は何十年も前に閉店したまま放置されたようなのがいくつもあり、しかもそぐわないアメリカンな店構えが痛々しい。昼食を食べる場所を探すのも苦労するほど店が開いていないのに、国道沿いにはコンビニとパチンコ屋と福祉施設と葬儀施設だけはやたらとある。

もう一つは、伝統的な地域の景観が消えかけている点だ。漁村集落に建つ民家は、もはや新興住宅地の住宅と大差ない。以下の瓦を積み上げたような塀はとても興味深かったのだが、このように伝統的なデザインを踏襲した家屋は10軒に1軒もなかった。

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自然景観は素晴らしい。漁業に代表される地域文化も魅力的だ。だがその上にリゾート施設をのせようとして失敗し、地域景観の魅力も失われつつある。第一次産業の衰退、そして過疎化。日本の地方都市のどこもが抱えている大きな時代の流れを前にして、良い解決策は見つかっていないようだった。

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2009.08.11

世界遺産 白川郷の合掌造り集落

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『ディスカバージャパン』が私のこの1年のテーマなのだけど、日本の地方都市の魅力とその保全方法を探ることを目的に、白川郷の合掌造り集落を見てきた。岐阜県、飛騨高山から車で約1時間。とにかく、ひたすら山の中でした。この集落は世界遺産です。

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それにしても外人が多かったなあ。意外と外から見た方が、日本の良さも浮かび上がるものなのかもしれない。都会しか知らずに日本を判断しちゃいけないね。東京には全てがあって、何にもない。地方には何にもないけど、日本の原風景がある。

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2009.08.08

茅の輪くぐり

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京都では伝統行事がまだ日常生活の中に残っていて、たくさんの神社で6月末に夏越の祓というイベントがある。これは本格的な夏の訪れを前に無病息災を願って行われるもので、通常は茅の輪(ちのわ)くぐりがセットになっている。

伏見の御香宮神社では旧暦の季節感に合わせているのか、この茅の輪神事は毎年7月31日に行われる。7月の上旬頃、我が家の郵便受けにもこのイベントの案内が入っていて驚いた。神社の御札と、人型にくりぬいた和紙人形が5体。この人型に自分の名前と年齢を書いて、社務所に出せば良いらしい。人型一体につき100円を添えてくれるようお願いも書かれていた。

31日の夜11時に現地を訪れると、本殿の前に茅の輪が設置されていた(写真)。茅(かや)と書くが、香りがしたのでイグサ製だと思う。この大きな輪をむげん(∞)の一筆書きのようにくぐり抜けると合計3回くぐることになり、そのあとにお祈りをする。くぐった後に茅の輪の束から茅を引き抜いていいことになっており、中にはたくましい腕で数十本を引き抜いていく「猛者」もいた。この茅は家に飾れば良いらしい。

このイベントには普通のご近所の人たちが、短パンにつっかけのような軽装で家族一緒に来ていた。タイで数年を過ごしてきた身にとっては神社に短パンというのは敬意に欠けて違和感があるのだが、それはともかく、形式的に儀式として残っているのではなく、人々の生活の中に根付いているのが感じられた。関東のベッドタウンではなかなか見られない光景だと思う。

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2009.04.10

日本一の長寿村 ~ 国頭郡大宜味村

Chouju

沖縄本島をドライブ中にふらっと立ち寄った道の駅「許田」で、面白い石碑を見つけた。題して「日本一長寿宣言の村」。

宣言                        

日本一長寿沖縄県 沖縄一長寿大宜味村 

我々大宜味村老人は、
自然の恵みにその糧を求める、
伝統的食文化の中で長寿を全うし、
人生を謳歌している。
80(歳)はサラワラビ(童)、
90(歳)となって迎えに来たら、
100(歳)まで待てと追い返せ。
我らは老いてますます意気盛んなり、
老いては子に甘えるな。
長寿を誇るなら我が村に来れ、
自然の恵みと長寿の秘訣を授けよう。
我が大宜味村老人はここに
長寿の村日本一を高々に宣言する。

平成5年4月23日 大宜味村老人クラブ連合会                         

大宜味村(おおぎみそん)は、沖縄本島の北東の「やんばる」エリアにあります。行政区では沖縄県国頭(くにがみ)郡大宜味村。村のウェブサイトはこちら

ついでにこの界隈(国頭郡)の写真を何点か。サンゴ礁に囲まれた綺麗な海と豊かな緑がいっぱいの、本当に気持ちの良い地域だった。

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2008.07.01

夏越祓(なごしのはらえ)

01300 昨日は「環境市民」というNPO団体の、会報発送ボランティアに参加。

会員向けの会報を、折って、封筒に詰めて、宛名を貼って、という地味な作業をしながら、みんなでわいわいくっちゃべる、月一回の企画だ。 運営スタッフをはじめ、地域のおばちゃんから学生までいろんな人が集まるので 数時間なんかすぐ過ぎて、初参加の私もとても楽しい時間を過ごさせてもらった。

途中、スタッフさんが気を使って水無月という和菓子を持って来てくれた。


「6月30日は水無月を食べて、神社で茅の輪(ちのわ)をくぐる日なのよー」


なんじゃそりゃ?冷や汗

これ、「夏越祓(なごしのはらえ)」という行事だそうだ。毎年6/30に行われる、半年間に犯した罪や穢れを払う行事で、 神社にこの日だけ登場する茅でつくった大きな輪をくぐって穢れを払うんだとか。 そんでもって、この日には必ず水無月を食べる。水無月は小豆菓子で、小豆には悪霊払いの意味があるらしい(写真)

こういうのがあるから、京都住まいは楽しいね。
今年ももう半分が終わったのか。

【参考:夏越祓と水無月】
http://www.kanshundo.co.jp/museum/gyoji/gyoji_18.htm
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E7%A5%93

ついでに、帰り路に下御霊神社で井戸水をペットボトルにゲット! 明日はこの水でお米を炊くのだ。

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2007.11.07

神道ってなんじゃらほい

Isejingu 11月から大学は二学期に入り、授業科目が変わった。今日は「タイの宗教、カルト、慣習」という授業に出席。

この授業で、タイの宗教と比較したいとうことで、いきなり日本の宗教の説明を求められた。「大乗仏教と神道があってね・・・」としどろもどろに切り出したが、大乗仏教はタイ人もそれなりに知っているので、神道について説明をすることになった。

困ったことに、神道についてはほとんど知識がないのだが、ない知識を寄せ集めで以下のようなことを話した。

  • 神道は日本古来の伝統的な宗教である。日本以外での信仰はまずない。
  • 八百万の神と言って、川に、山に、家に、道具に、つまりどこにでも神がいるアニミズムである。
  • 天照大神という太陽の女神が最高神とされている。
  • 排他的ではないので他の宗教と共存できる。現に私も、一応 Shintoist であると同時に大乗仏教徒でもあるが、そのことにつき誰も文句を言わない。
  • 神の前では清らかであることが大切で、Purity というのが教義の一つのキーワード
  • イスラム教のような、毎日の生活の中の儀式はない。

嘘は言ってないと思うが、たぶん伝わらなかっただろうな。仏教と比較してどうとか、イスラム教と比較してどうとか言わないと、神道のユニークな、というか、外国人が考える「宗教」との違いは伝わらないだろうし、誤解を招いてしまう。皇室神道の順位であるアマテラスのことは言わない方がよかったか。もっとも一番の問題は、発言者も神道の本質をよくわかってないことだ。

以前、授業中に禅の説明を求められ、ろくに答えられなかった時にも思ったのだが、私はタイ文化の勉強をする以前に、日本文化をもっとしっかり勉強すべきかもしれない。

いずれ授業でリベンジしなければと思いウェブなどを調べては見たのだが、それでもよくわからない。明確な教義や経典がないので、皆が好き勝手に解釈しているし、ただの民間信仰の寄せ集めを神道と呼んでいるようでもある。これは困った。

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2006.11.01

北斎食堂 2日間限定オープン

Hokusai1 江戸時代の町人の食生活を通じて江戸日本を再発見しよう。
バランスが良いといわれる江戸料理を食べて健康になろう。

そんな動機で一枚かんできた「北斎の食プロジェクト」。レシピを作るだけでは飽き足らず、レシピを元に食堂を出してしまいました。

場所は、北斎の街として街起しに成功している長野県・小布施町。北斎つながりで街おこしにも関連するし、町民の食育にも関連するということで、町のバックアップも得て、先週の土日、六斎市という小布施町のイベントのある2日間、町のある食堂でランチメニューとして売ってもらいました。写真はその案内ビラ。私もお手伝いに行ってきました。

ここまでしてしまうリーダーの行動力、すごいです。 私はただの一メンバー。

たくさんあるレシピの中から選ばれたのは、「浅蜊のぶっかけ飯」。しょうゆ、酒、みりんでさっと煮込んだ浅蜊にネギを加え、ご飯にぶっかけて食べるという簡単な料理です。深川飯と呼ばれることもあります。結果の方は上々で、2日間で130食完売。美味しいとなかなか好評でした。 Hokusai2

おまけに準備したロンガン酒(竜眼酒)は実は私のお手製。北斎が長寿の秘訣として愛飲していたと文献にあったので、ロンガンをタイから持って帰ってきて焼酎につけてみたもの。北斎は漢方薬として中国から入ってきていたものを利用していたようだけど、まあいいでしょ。これも非常にフルーティーにまろやかに出来上がり、まずまず好評。ちょっと甘すぎたので、次回は氷砂糖を少し減らしてみよう。

本気でやる大人の遊び、という感じのプロジェクトでした。好評だったので、たぶん次回もどこかであるでしょう。

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