2009.04.11

月見と花見

60

昨晩は十五夜の満月。
東の空に昇る月を、さて、どこから眺めたものかとしばし考え、
我が家から自転車で20分ほどのところにある伏見桃山の明治天皇陵に向かった。

51

夕方からスタンバイしていると、暗くなるにつれて、カラスが何十羽という単位で
ガーガー泣きながら頭上を通過して行った。日が暮れてカラスが静かになると、
次はコウモリが舞い始めた。
ふらふらと飛ぶ見慣れぬ姿にちょっと怖ささえ感じる。

66

79

そうして待つこと小一時間、やっと東の空に満月が昇ってきた。
先月に引き続き満月の出を見れたことに満足して下山。

続いてお酒と弁当を買いこんで宇治川派流へ行き、
桜と満月とを眺めながらの雅な晩飯。
日本酒の銘柄はもちろん伏見の地酒、月桂冠。
桜に満月に日本酒。コイコイならこれだけで10文だな。

102

118

でも、夜桜の写真の出来はいま一つだ。
ライトアップされてないので、
フラッシュなしで撮影すると真っ暗になるし、
フラッシュをたいても正面の花びらが白く光るだけで
全体は映らないうえに、花びらよりも葉の方が
フラッシュに反応してしまって現実以上に葉桜に見えてしまう。
絞りやシャッタースピードをいじくりながらの撮影だったが、
まだまだ道のりは長いと感じた。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.04.10

日本一の長寿村 ~ 国頭郡大宜味村

Chouju

沖縄本島をドライブ中にふらっと立ち寄った道の駅「許田」で、面白い石碑を見つけた。題して「日本一長寿宣言の村」。

宣言                        

日本一長寿沖縄県 沖縄一長寿大宜味村 

我々大宜味村老人は、
自然の恵みにその糧を求める、
伝統的食文化の中で長寿を全うし、
人生を謳歌している。
80(歳)はサラワラビ(童)、
90(歳)となって迎えに来たら、
100(歳)まで待てと追い返せ。
我らは老いてますます意気盛んなり、
老いては子に甘えるな。
長寿を誇るなら我が村に来れ、
自然の恵みと長寿の秘訣を授けよう。
我が大宜味村老人はここに
長寿の村日本一を高々に宣言する。

平成5年4月23日 大宜味村老人クラブ連合会                         

大宜味村(おおぎみそん)は、沖縄本島の北東の「やんばる」エリアにあります。行政区では沖縄県国頭(くにがみ)郡大宜味村。村のウェブサイトはこちら

ついでにこの界隈(国頭郡)の写真を何点か。サンゴ礁に囲まれた綺麗な海と豊かな緑がいっぱいの、本当に気持ちの良い地域だった。

Nakijin

Nakijin2

Y1

Higashi

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.03.30

定額給付金の支給

Bull327200972051 世界的な不景気に苦しんでいるのはアメリカや日本だけじゃない。タイだって大変だ。とくにタイには世界的メーカーの下請け工場が多い。

そんな中、タイ政府も3000億円規模の景気対策を打ち出していて、その中には「定額給付金」の支給も含まれている。つい先日その支給がスタートした、と新聞記事になっています。

金額は一人2000バーツ(約6000円)。 小切手で受け取り、銀行で換金できる。ショッピングセンターでは5%、10%を上乗せして商品券に換金しているとのこと。

支給対象を月収が15000バーツ(約45000円)以下の低所得~中所得層に限定したため、受給するのはタイ全土で約800万人だそうです(タイの人口は6000万人超)。

Cash giveaway creates crowds, confusion PHUKET CITY: The first day for mid- and low-wage workers to pick up 2,000-baht checks offered under the government’s economic stimulus package saw a huge crowd form at Phuket Community Hall in Phuket City on yesterday.

Many people were confused by the process, which involves first making a trip to the nearby Social Security Office to see what day the checks will become available.

Those whose names were on the first of three batches were then able to pick up the check at the Community Hall, about half a kilometer away.

Island-wide, about 7,000 people got checks on the first day.

Qualified residents were able to cash the checks on the spot at a table set up by Bangkok Bank.

Central Festival and Big C also had booths and offered recipients extra purchasing power in the form of gift vouchers worth Bt2,200 and Bt2,100 for people exchanging the checks at their department stores.

The period to pick up the checks runs until April 8.

The checks are available to civil servants and those with jobs registered with the Social Security Fund making less than 15,000 baht per month. Foreigners are not eligible.

Over 100,000 people in Phuket’s three districts (Muang, Kathu, Thalang) will receive checks, which the government hopes they will pump back into the economy by spending.

Residents in most of Muang District can pick up their checks at Phuket Community Hall, where the checks will become available in batches determined in alphabetical order by surnames.

Residents of Chalong, Rawai and Karon will get their checks at Muang Phuket School in Rawai on April 2 to 8.

Thalang residents can pick up checks at Thalang Pranangsang School until April 8.

In Kathu, the checks will be available at Kathu Wittaya School from March 26 to 28 and at Wat Suwankeereewong School in Patong from March 29 to April 8.

Phuket Social Security Office head Pontip Tanthai told the Gazette she was confident that all those eligible for checks would get them and that nobody would be left out.

Most of the recipients the Gazette spoke to said they planned to spend the money on household goods needed by their families.

Similar scenes took place yesterday across the country. Overall, some eight million people will receive the checks, which make up about 10% of the government’s 117-billion-baht stimulus package.

(Phuketgazette 2009/3/27)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.03.26

着生植物というスタイル

Chakusei

Chakusei2

他の木の上にちゃっかりと居座ってる別の植物。
ちょっとわかりにくいけど、幹の分岐してるところに「しだれキャベツ」みたいのとササみたいなの、見えますか? こういうの、着生植物というらしい。

タイ・ナコーンシータマラートのお寺の境内で発見。 別に熱帯では珍しいものではないというけど、日本では私は見たことがない。

これらの着生植物は自分で光合成はしてるので、寄生してるわけではない。軒先を借りてるだけだ。けど水や養分はどうしてるんだろう? なんのメリットがあるのだろう? 動物にしても植物にしても、いろいろなスタイルで我が世を謳歌しているのが面白い。

それから着生植物に気を取られてて気がつかなかったけど、 一枚目の写真には明らかに違う種類の幹が途中から生えている。この木には黄色い布が巻かれているので、神木扱いなのだろう。ということは、この木に限っては熱帯でも珍しいのだと思われる。

ついでに、興味深かった木々をあと2つ紹介。

Chakusei3

上の写真の木はプーケットで発見。ポトスみたいのがぶら下がってる。上から下に降りてきたのか、下から上に這い上がって行ったのか。後者かな。

Stupatree

こちらはパンガーのお寺の裏庭で撮影。ストゥーパ(仏舎利)の上に陣取って、ストゥーパに沿って根を地面にまで伸ばしている。いろいろあるもんだ。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2009.03.22

サクラとメジロ

633

634

数日前に帰国しました。

写真は昨日、近所のお寺にて。
サクラには「糸桜」の札がかかってました。しだれ桜の一種のようです。
黄緑色の小さな鳥はメジロで、さかんに蜜を吸ってた。10羽くらい来てたかな。メジロオシ?

644

641_2



| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.03.20

サンゴ礁とタバコ漁

556

555

潮が引くと、サンゴ礁があたり一面に顔を出す。
白く見えてるのは砂です。

なんか申し訳なさを感じながら、タイ人に倣ってこのサンゴ礁の上を歩いた。
サンゴ礁は意外にも固く、私の体重くらいは支えてくれた。

562_2

体長数㎝ほどのカニがサンゴの隙間を行き来する。
サンゴ礁は空洞が多いので、これがカニや小魚が外敵から身を守るのに
最適なシェルターとなっているようだった。

ウニ、なまこ、シャコ貝はそのまま手掴みで取れる。痛そうだから取らないけど。

560

561

ここで地元のタイ人男性2人組が登場。
手に1.5ℓサイズのペットボトルを持っている。
ペットボトルの口の部分には長さ30センチ、直径1センチくらいの
ホースがつなげてあって、ペットボトルをペコペコと押しては
中の茶色の液体をサンゴ礁の下に流しこんでいた。

液体がなくなると、また海水を補充してボトルをよく振ると
茶色の液体が再生する。良く見るとボトルの中には枯草のような
ものが入っている。

「これなに?」

「シガレット。」


どうやら小魚を狙っているらしい。
小魚が隠れたサンゴ礁の下に、ホースでペコペコと
タバコ水を流しこむ。そうすると小魚が嫌がってか、あるいは
ふらふらしてか、表に出てくるのでこれを取ってやろうという
狙いらしい。

10分ほど付き合ってこのタバコ漁を眺めていたが、
何度やっても小魚は出てこなかった。たぶん水面下に逃げ道となる
トンネルはいくつもあるのだろう。彼ら二人以外にタバコ漁を
やっている人はいなかったし、あんまり効率の良い漁法ではないようだ。

(撮影場所: タイ王国 クラビー県ピーピー島)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.03.12

初めての「月の出」

568

569

576


初日の出やら、富士山頂からの日の出やら、日本人にとって日の出というのはなじみの深いものだと思う。国旗が日の丸であることも手伝って、海外でも日本の愛称はRising Sunだ。だが月の出というのはどうだろう?

正直なところ、私もこれまで意識したことはなかった。月というのは気がついた時には既に空にぽっかりと浮かんでいるものであって、地平線から月が昇ってくるのを待ち構えるようなものではない。そういう先入観があったのだが、今回ピーピー島で、山の後ろから月がゆっくりと浮かびあがってくる「月の出」を見ることができた。満月の日だけの特典。実に神秘的で、実に面白い。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.03.09

熱帯のカルスト地形

Kbr1

Kbr6

Kbr7_2

タイ南部のクラビ、パンガーで撮影した街並みです。 山地じゃなくて、すぐそこは海、というところの写真。実にいい崖っぷりじゃないですか。

このあたり(クラビ県、ピーピー島、パンガー湾など)の地質は石灰岩でできていて、強烈なカルスト地形を形成している。

日本のカルスト地形は窪地とか鍾乳洞になるようだけど、 このあたりは何せ暖かく雨量も多いので、縦方向の侵食(溶食)が激しく、 石灰岩が柱状や塔状に残る(Wikipediaより)。

 

Kbr8


Kbr5

 


Kbr2

面白いことに、隣地のプーケットは花崗岩質の山岳地帯で、石灰岩質ではなく、このような奇岩や絶壁は見られない。なぜクラビやパンガーの地質は石灰岩でできているのか、なぜ表面に出てきているのか、などまだまだ気になることが多いが、宿題としておこう。

Kbr3

Kbr4


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.03.01

ゴムの木園とその経営

Gomu0_2 プーケットやクラビなどのタイのハイウェイを走っていてアブラヤシ園よりももっとたくさん目にするもの、それがゴムの木園だ。

最初は白樺だと思っていたのだが、あまりにも多いので、ナンボ素人の私でも寒いところの植物がこの暑い地域にこんなにたくさん育っているはずがないと思い、知人に聞いてみたところ「RUBBER!」の答えが返ってきた。

てっとり早い換金作物のようで、至る所に植えられている。このパラゴムノキのもともとの原産地はブラジルだそうだが、今ではマレーシア、インドネシア、タイが一大産地だ。

ゴムの取り方はいたって簡単で、地上から一メートルくらいの高さのところにお椀をくくりつけ、そのやや上に右下がり斜め30度、うくらいの角度で幹に傷をつけ、垂れてくる樹脂(乳液ーラテックスというらしい)を集めるのだ。

Gomu1

タイ南部の人は、タイ北部やタイ東北部の人たちに比べて生活レベルが高いのだという。その一番の理由が、このゴムをはじめとする換金作物の存在だ。

友人Mの両親は公立校の教師で、特別にリッチな家庭というわけではないが、田舎に100ライ(1ライは1600㎡なので、160000㎡、つまり400mx400mの大きさに相当)の土地を持っている。ここで副業で農園を営んでいて、ゴムやらドリアンやらを作っている。ゴムが一番割が良いため、今では農園の八割がゴム園になってるのだそうだ。ここで集められたラテックスは、1kgあたり30バーツだったり良い時は100バーツだったりで売れる。

ラテックスの採集は朝早くから行われる。朝の3時頃に幹に傷をつけ、8時頃に回収するらしい。これを副業としてやるのは結構大変だが、そこはきちんとシステムができあがっていて、友人Mの父が営む農園ではイサーン(タイ東北部)の人間を2-3人雇っている。実作業は彼らに任せて、取り分は50/50。イサーンはあまり産業がないので、米づくりが終わると多くの人が出稼ぎにでる。タイ南部の農園はその受け皿になっている。

こうして友人Mの父は100ライの土地から結構な不労所得を得ることができ、その金額は本業よりも多いのだとか。タイ南部の田舎ではまだまだ土地が安く、多くの人がこうして農園を持っている。ゴムの成長には適当の雨量が必須なため、同じことをやろうとしても雨量も相対的に少なく乾季も長いイサーンでは無理だ。タイ南部は恵まれた地域なのだ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

いろいろなヤシ

Yashi今回の旅の目的の一つはタイの自然を肌で感じることなので、活発に動き回っている。スラタニからクラビへ、そしてピピ島、プーケット、ナコンシータマラート、サムイ島、そしてまたプーケット・・・レンタカーを借りて、これまで約二週間で計1500kmくらい走ったんじゃないだろうか。

そのように各地を転々としながら、今更ながらヤシにもいろんな種類があるということに気がついた。

ヤシの木といってまず思いつくのは、ココヤシ(左の写真)だろう。南の島の写真や絵ハガキには必ず登場する、ひょろひょろのびた長い幹の上の方に打ち上げ花火のように同心円状に葉が広がっているあれだ。このヤシの実がココナツ(Coconuts)で、中のジュースを飲んだり、料理に使ったりする。ココヤシはタイ南部ではどこへ行っても見ることが出来て、実もよく落ちている。芽を出した実もよく見る。たまに海岸沿いに流れ着いてたりする。

Aburaハイウェイを走っていてもう一つよく見るのは、再び花火に例えると、ドラゴン花火のように下から上へ向かって広がりながら葉が伸びているヤシだ。これはアブラヤシ(右写真の右側)と呼ばれる種類で、実からパーム油が取れる。アブラヤシの実はココナツとは全く違って、どんぐりのような小さい実が一房に何百とついているらしい。ハイウェイ沿いにはいくつものアブラヤシ畑があって、ちょうど収穫時期なのか、この二週間でも赤褐色の実をたっぷりと荷台に積んでのろのろ走るトラックや、おそらく荷台から落ちたと思われる赤褐色の実が道路に転がっているのを何度も見た。

Palmtrack_2

 

Aburaヤシの形状はこの「打ち上げ花火型」と「ドラゴン花火型」を二つの基本型として、幹(茎?)が太かったり細かったり、赤かったり、気をつけて見ていると何十種類ものバリエーションがある。Wikipediaによると 230属3500種もあるんだとか。そういえばブラジルに住んでいた時によく食べたパルミット(Palmito)もヤシ(おそらくアサイー種かココヤシ種)の芽だ。酢漬けにしたパルミットは色も見た目もちょっと太いアスパラガスのような感じで、とても美味しい。ヤシのことを英語でPalmというので、なんだ、同じ語源じゃないか。台湾で有名なビンロウもヤシの一種だ。暖かい地域ではとってもポピュラーだ。



Y1Y2_2Y3_2タイ南部の植生を考えるうえでまずヤシに目がいったのは、ケッペンの気候区分が頭にあったからだ。ケッペンの気候区分では熱帯(A群)と温帯(C群)の境目を、最も寒い月の月間平均気温が18℃を超えているかどうか、においている。そしてこの最寒月18℃というのが、ヤシの生育の限界条件なのだそうだ。タイ南部はヤシだらけなので、間違いなく熱帯だ。

800pxworld_koppen_map_2


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.02.23

ピーピー島の夕陽

Phi2


Phi3

撮影日時: 2009年2月19日
撮影場所: ピーピー島(ピピ島)、タイ王国

太陽はコンパスの示す「西」より少し南寄りの方角へ沈んだ。

Phi00


【参考】ピーピー島の日の出日の入 (国立天文台 暦計算室より)
緯度: 7.733 経度: 98.767 標高:   0.0 標準時:7

日付 方位 南中時 高度 入り 方位
年月日 時:分 時:分 時:分
2009/02/19 6:42 101.3 12:39 71.0 18:36 258.9

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.01.19

タイが寒かったらしい

一週間ほど前になるが、タイが寒かったらしい。次のニュースはちょっと意外だった。

【タイ】タイ気象局は12日、中国から南下した高気圧の影響で、15日まで気温が下がるという予報を発表した。予想最低気温は北部、東北部の山間部で2―7度、平野部で7―14度、バンコクなど中部で13―16度。

 タイは10―12日にかけて全国的に気温が低下し、東北の山間部などで軒並み記録的な寒さとなった。カラシン県では11日朝に4度を記録。ルーイ県のプークラドゥン国立公園では氷点下近くまで気温が下がり、観光客が霜に覆われた景色を楽しむ姿がみられた。

 12日朝には中部ロッブリ県で41歳の、サラブリ県で28歳のタイ人男性が自宅で就寝中に死亡し、寒さが原因とみられている。
(Source: Newsclip.be)

そこで、寒さがMAXだったと思われる1/11の気圧配置図を入手してみた。

Programs_uploads_maps_20090111_to_2

シベリアに1050hPaという強力な高気圧がある。さらに中国東部にも1030hPaの高気圧があって、これらのおかげでタイ北部も1020hPaの等圧線にかかっている。今回の寒さの正体はこの高気圧だ。ちなみに前年の同じ日の気圧配置図は下の通り。

Programs_uploads_maps_20080111_topc

所詮素人なので確かなことは言えないが、ざっと数年分を眺めた限りでは、今年のようにインドシナ半島にまで高気圧がかかるのは珍しいと思われる。

さて、この寒かった日、日中はどうだったんだろうと思って調べた見たところ、一番寒さが厳しかったタイ東北部でも、昼の気温は23-24度を記録していた。寒いとは言っても、こういう地域だ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.01.16

京都で大地震が起こる確率は

E03_16_17 1995年1月17日の阪神・淡路大震災から14年。当時私は大学生で京都にいて、早朝の大きな揺れにベッドから飛び起きた。京都は震度5だったと思う。本棚の下から三段目に置いてあった14型のブラウン管カラーテレビが床に落ちて壊れた以外はとくに被害はなかったが、それなりに重いテレビが落ちたのには驚いた。


その二週間後、地震の被害をこの目で確かめるため神戸まで行ってみた。阪急電車は西宮までしか動いていなかったので、西宮駅前でレンタサイE03_20_07クルを借りて、三ノ宮まで走った。二週間後ということで街は平静を取り戻してはいたものの、国道ではガレキを運ぶ大型トラックがひっきりなしに走りまわっていた。十階建てビルの四階部分だけがくしゃっとつぶれたオフィスビルは、まだそのままになっていた。倒壊した家屋のガレキ除去を終え、すでに更地になっていた一戸建ての敷地がたくさんあった。幸運にも全壊を免れた戸建の破損部分は青いビニールシートで応急措置がしてあった。交差点の角ではボランティアが汁物の炊き出しをやっていた。この地震はたくさんの生命を奪い、たくさんの人の人生を変えた。


そして昨年から再び京都に住むようになってから、当時の神戸の風景が頭をよぎり、やっぱり気になるのだ。京都に大地震は来るのだろうか? 来るとしたらいつなんだ?


Jishin この点、つい先日まで住んでいたタイ王国は、全くといっていいほど地震がないのである(左図)。タイからちょっと南に行ったところにあるインドネシアは地震大国だというのに不思議なもんだ。なぜタイには地震がなくて、日本やインドネシアには多いのか。それは、日本やインドネシアが、プレートがプレートの下に潜りこむ位置にある土地だからだと言われている。


まあそんなことを嘆いても仕方がないので話を京都に戻すが、実は京都では1596年(慶長元年)に大地震が起きている。時は太閤秀吉の時代。秀吉は関白職を秀次に譲って、自らは洛中を出て伏見に城を築いて住んでいたのだが、その伏見城の天守閣が慶長の大地震で全壊している。被害は伏見だけにとどまらず、方広寺(東山)にあった日本最大の大仏(高さが18-19mあったらしい)もこの地震で倒壊した。東寺(洛南)も大被害を被った。地震報告書の類が残されていないので断片的な記述の寄せ集めになってしまうのだが、大地震であったことは間違いない。一説にはマグニチュード7.5とも言われている。


地震には周期があるので、慶長の大地震の震源や動いた断層がはっかりわかれば次の時期も推定できようものだが、あいにくこれまでの研究でははっきりしたことは言えないようだ(※有馬高槻構造線との説が有力)。ただ、京都の活断層は活動期に入っている各所で言われている。

とすると気になるのはその時期と規模だ。まあ完全に予知できるものではないと断った上で、これまで見聞きした情報を並べてみよう。

京都周辺の過去の大地震



・防災科学技術研究所が運営している地震ハザードステーションによると、京都府南部で30年以内に震度6弱以上の地震に見舞われる確率は26%を超えている。

・ホームページ、地震・防災「あなたとあなたの家族を守るために」によると、京都府城陽市南部から奈良県桜井市にかけて南北に位置する奈良盆地東縁断層帯で30年以内にマグニチュード7.4程度の大地震が発生する確率は0%-5%

・先日お話を聞いた耐震診断士(建築家)によると、京都に震度7強クラスの地震が来る恐れはしばらくないが、琵琶湖西岸断層、大阪の上町断層、和歌山の紀ノ川周辺ではいつ起こってもおかしくなく、その結果京都も震度7弱の地震となる恐れがあるという(※規模についてはやや脅かされたのだと思う。)


とりあえず明日、避難セット一式を買いに行こうと思う。

※トップの2枚の画像は神戸市の「災害と震災 資料館」様より、「京都周辺の過去の大地震」の画像は京都市消防局様よりいただきました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.01.05

昭和の面影

Showa

「第一軍道」と「師団街道」の交差点の道路標識。そのレトロな響きと軍事国家色に、一瞬ここは違う国?と錯覚してしまう。平和な世の中で良かった。
(京都市伏見区、龍谷大学深草キャンパス前)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.01.02

煩悩退散!

Joya明けましておめでとうございます。

ここ数年、年末年始はタイかマレーシアで過ごすことが多かったので、久々の日本のお正月です。しかも京都では初のお正月。日本らしさ、京都らしさに大いに期待しているところです。

そんな中、昨晩は思いがけず除夜の鐘をつくことができた。

氷点下近い気温の中、凍えながら歩いて初詣に向かっていたところ、 通りがかったお寺で焚き火をしているのが見えて暖を取りに行った。そうするとちょうどお坊さんが2人出てきて、鐘の前でお経を読み始めた。 冷え切って澄んだ空間におごそかな美声が心地よく、聞き惚れていた。

「では、こちらに並んでください」

えっ、俺が鐘ついていいの?? 

前から6番目くらいに並んだ。 見よう見まねで、まず鐘と横にいるお坊さんに一礼し、 両足を肩幅ほどに前後に開いて、構えて振りかぶった。

「せーの!(心の中の声)」

ところが鐘突き棒は思ったより軽く、すごい勢いで持ちあがってしまった。 このまま降ろしてきたら轟音になってしまう。 あわてて止めようとしたが、さじ加減が難しいもんで、今度はスピードが弱くなりすぎてしまったが時すでに遅し。

「コーーン」

ちょっと控え目な6番目の除夜の鐘の音になった。

つき終わると、お坊さんが近くの段ボールからみかんを取り出してくれた。 どうも、みかんの数で108を数えているようだ。なるほど。

Gokogu こうして自分の手で煩悩も退散させることができて、 すがすがしい気分で御香宮神社へ初詣。 30分ほど列に並んで参拝を済ませた。貼るカイロ君を持って来ておいてよかった。

初詣とくれば当然おみくじ。さっき鐘をついたばかりの神聖なこの手は、今度は大吉goodを引き当てた。 うん、いい一年になりそうだ。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

«旧暦の年中行事に遊ぶ